第14回メンズサパー




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2008年10月18日(日)午後5時、大阪道頓堀ホテル
ゲスト、奥野武俊
 第14回連合壮年会メンズサパーは、講師に奥野武俊先生(大阪府立大学理事長・学長)をお迎えして、10月18日(日)午後5時から、道頓堀ホテルで開催されました。連合壮年会副会長の山本哲兄(祭良福音教会)の挨拶で始まり、賛美・祈りが捧げられ、三戸久史兄(泉南福音教会)のクラリネット演奏がありました。
 奥野先生は、「地球環境問題を聖書から考える一海からの視点一」というタイトルで講演して下さいました。出席者は138名でした。


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<講演要約>
 「地球環境問題を聖書から考える」
  環境問題は、政治、マスコミによって変わる。地球が温暖化しているが、特に都市部であり、グリーンランドでは1度しか上がっていない。CO2が原因と言われるが、専門家はCO2を減らしても温度が下がるかどうか分からないと考えている。
 環境問題とは何か。火山が爆発して自然に発生する災害を環境問題とは言わない。人間の生活に必要なこと、生態学と経済学が必要である。今日は、海からの視点で環境問題を考えます。
 新約時代は地中海時代であり、文化は船で運んでいた。地中海はいろんな人種が住んでいて、多様度が高く、文化は交流によって生まれた。レバノン杉(神殿造りに用いられた)は、今は何もなく荒地になっている。エネルギー源として取り過ぎたためで、初めての環境問題が起こった。日本は、1960年代に公害問題が起こってから、環境問題が取りざたされるようになった。
 エコロジストは、環境を守らねばならないと自然そのものに価値を置く。例えば「命があるからかわいそう」「肉を食べてはならない」と言うが、それで、問題解決にはならない。クリスチャンとしてどうすればよいか。神様は自然を種類に従って造られ、多様性がある。自然を見ると一種類になるとずっと続かない。いろんな魚、サンゴ、生物がいる海はうまく生きている。               
 人も自分と異なる意見の人を拒否すると、長く続かない。いろんな口論があっても秩序があれば成長していく。
 創世記1章28節「すべての生物を支配せよ」「支配」の言語は、軍事用語で、「この領域は私のもの」ということを示す。また「管轄する」と言う意味で、執事、スチュワードという意味で、保全とか保存とも異なる。  アダムは、この言葉を受けて、「人が生き物につける名は、みな、それがその名となった。」(創世記2:19)と、名前をつける仕事となった。
 我々は罪の世界に生きている。罪の結果、どんなに耕して便利なものを作り出しても、人は失敗し事故(いばら)を起こす。正しく管理しなければ、いばら、あざみが生じる。環境問題は、(1)管理すること(2)多様性を高めることで判断していくべきである。